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2017年12月17日 (日)

広谷喜十郎の歴史散歩 303


     宿り木

 紅葉していた木々は、茶褐色になり葉を落としている。近所の小公園や街路樹などの樹木も切りそろえられ、冬支度になった。孫は駆け回って遊びたいらしいが、付き添いのオバアちゃん相手では??
 寒さも厳しくなってきたので、息子が温泉に連れていってくれる。近場でよく行くのは、いの簡保の宿の温泉である。昔は、仁淀川の畔に有り、近所の蘇鶴温泉から冷泉を運び沸かしていた。30年ほど前に、温泉を掘り当て高台に新築し、人気宿になっている。

 仁淀川河畔にある桜の木に緑色の団塊状のものがいくつもできている。西洋では、宿り木について楽しい伝説が幾つもあるらしい。
 この温泉を掘り当てた当時の支配人も阿蘇の簡保の宿に栄転した。以前偶然に、阿蘇の簡保の宿の予約をしたところ、高知市朝倉出身の女性が電話口に出てとても喜ばれた。歓待されたことは、言うまでもない。
 調べてみた。宿り木は落葉樹に寄生し、その幹から養分などを吸い取って生息する。春、黄色い花が咲き(桜の花が美しいから目立たない?)秋に実がなるらしい。
 万葉集に大伴家持の歌がある。「あしひきの山の木末(こぬれ)の寄生(ほよ)取りて挿頭(かざ)しつくらは千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ」。
 宮沢賢治の「水仙月の四日」のなかにも〈一本の大きな栗の木が、美しい黄金いろのやどりぎのまりをつけて立っていました〉とある。
 宿り木は、大木で、条件の良いところの木にだけにできる「happy tree」らしい。
 
 来年は良い年でありますように。
 
 

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