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2016年11月12日 (土)

広谷喜十郎の歴史散歩 264


    八咫烏(ヤタガラス)神社

 もう20年程前からサッカー人気が続いている。新聞やテレビでも大きく扱われている。学校でも「中高部員サッカー1強、ソフト、相撲半減」(『高知新聞』)という状態になっているそうだ。
 日本サッカー協会のシンボルマークは、和歌山の熊野神社の神鳥である三本足の八咫烏から設けられたものである。国際試合に出場している選手たちのユニフォームには、ヤタガラスのワッペンが輝いている。日本の若い選手達にとっては、憧れのユニフォームであろう。
 20年程前に、和歌山の熊野三山(本宮・速玉・那智)を参拝した。三社とも絵柄は異なるが、熊野権現の使者としてヤタガラスの幟旗が立てられていた。
 『日本書紀』の神武天皇の条に〈天照大神が天皇に対して「吾は今、八咫烏を遣わすから、これに案内させよ」とのお告げがあった〉ので、無事に大和の宇陀まで行くことができた。と、云う故事からきている。
 平成8年には、奈良から和歌山へ通じる国道も通った。大台ケ原登山もした。山頂近くには、大きな神武天皇像が建っていて驚いたものである。この辺りが、天皇の東征の道筋であったろう。この道筋を下ると、奈良県の宇陀へ通じる。奈良県榛原町にある「八咫烏神社」へも詣でたことがある。その頃は、参拝者にも出会わず静かな朝のお務めの様子が眺められた。
 『朝日新聞』(平成14年5月20日付)によると〈日本サッカー協会がシンボルにしている三本足のカラス由来との説がある八咫烏を祀った神社で(略)19日、選手の健闘と安全を願う「八咫烏祭」が催された〉。この頃から、サッカーファンの人々の参詣が多くなったと思われる。国際試合も多くなり、各地のご贔屓チームの勝利を願う人々で賑わっているようだ。毎日のテレビのニュースでも取り上げられている。
 高知市本宮町の本宮神社の絵馬もヤタガラスである。

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