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2016年9月16日 (金)

広谷喜十郎の歴史散歩 256

 中秋の名月
 
 今年の十五夜は、9月15日であった。高知では、あいにく雨模様であった。「ウサギ、ウサギ何みてはねる」の歌が思い浮かぶ。
 そして、百人一首、阿倍仲麻呂の「天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも」の歌も。遣唐使で唐に渡った仲麻呂が故郷奈良県の三笠山の景を歌ったものだと言われているが
、
奈良盆地から三笠山に月が昇るのを見ることは物理的に不可能らしい。しかも、本歌取りなどが一般的であった時代のことである。
 卯年生まれの可愛い孫娘が、幼稚園の月組で元気いっぱい飛び跳ねている。今日は「おダンゴ」を食べたと、話してくれた。
 日本人は、月を見て「ウサギの餅つき」を連想する。中国ではウサギが薬を練っているとかいろいろ連想する。中国伝来の銘菓「月餅」も日本の銘菓になっている。
 中秋の名月を観賞する風習は、10世紀初めあたりに中国から伝来している。
『古事記』の国生み伝承では、イザナギが妻をあの世から引き戻すことに失敗して、この世に戻り「ミソギ」をした。そして、アマテラスとスサノオを生んだ。次に、「月読命(ツキヨミノミコト)」を生んだ。この神は、一般的にあまり知られていないが、農業神である。農作業で種まき等の作業時期を知るための暦の元になっている。
 現在は、9年前に打ち上げられた月探査衛星「かぐや」で月面の高精細な映像が公開されている。が、心に余裕がもてる世界に遊ぶのも楽しいことである。
 このところ、台風が相次いで夢を打ち砕かれているが、秋の気配を感じる。月の美しい夜もあろう。 

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