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2016年5月20日 (金)

広谷喜十郎の歴史散歩 238

     熊本の名水

 熊本大地震一ヵ月を経過し、被災地では鎮魂の祈りに包まれていると云う。避難者が1万人余もおり、仮設住宅建設も遅れ気味のようだ。また、現在も余震が続いており、生活の立て直しにメドがつかない状況とのニュースに胸が痛む。
 宿毛市からフェリーで佐伯へ渡り、何度か九州を訪ねた。
 熊本市郊外の水前寺公園へ行った。約350年前に藩主・細川家が桃山式回遊公園として、阿蘇の伏流水を引いた池を中心に作庭したものである。東海道五十三次を巧みに表現してある。その園内で名物の「馬刺」を始めて食した。  
 『高知県酒造史』を書いた身にとって、名水や「赤酒」という不思議な酒との出会いは興味深いものであった。この酒は、〈もろみに木灰を入れて保存性を高めた「灰持酒(あくもちざけ)」の一種(略)で地元では正月の屠蘇に使われてきた〉という縁起酒として利用されてきたものである。
 阿蘇山は、世界一の複式火山で東西16km・南北24kmの外輪山に囲まれた広大なカルデラが有り、中央に五岳がある。彼方此方に湧水が湧いている。南阿蘇の高森湧水公園は、鉄道のトンネル工事中に白川水源に当り、路線変更となった。残されたトンネルを公園として整備されている。
 白川湧水地は、10ヵ所も点在している。その入口に白川吉見神社があった。「白川水源の水」をペットボトルや簡便なタンクに入れて販売していた。妻は茶道の稽古の時、買い求めた水をお土産として持参し、喜ばれたと云う。

 先頃来の地震で、南阿蘇は被害が甚大であったようでお見舞い申し上げます。

Dscf3607
水前寺公園

Dscf3610
白川湧水地


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