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2016年3月12日 (土)

広谷喜十郎の歴史散歩 227

歴史散歩 ホルトノキとヤマモモ

 高知市中央公園に、ホルトノキと高知県の花・ヤマモモが植栽されている。向い堺町緑地のハクモクレンの華やかさに比べ、地味なので目を留める人もほとんどない。が、中央公園ではちゃんと名札が付けられている。
 今頃、ホルトノキは葉替えの時期からか、赤い葉を落としている。ヤマモモは、実が赤ちゃん状態である。
 ホルトノキとは耳慣れない人も多いだろうが、春野町秋山地区に大木があり、見に行ったことがあった。町の文化財になっていた。簡略な地図にその存在があり、???の気持で見に行った。20年程も前のことである。
 当時の『春野町の史跡と文化財(町教委)』のホルトノキ(モガシ)の条に〈この木は目通りの径が約1.2メートル、高さ15メートル以上もあり、枝を横にはり出したこの木で一つの森を作り出しています〉と記述されている。
 この木は、一般的には公園や街路樹として植栽されているが、この木が何故文化財に認定されたのだろうか?
 松井宏光著『四国の樹木観察図鑑』(高知新聞社)の「ホルトノキ」によると、〈江戸時代に博物学者が紀州藩内でこの木を見て、オリーブの木と勘違いしてホルトノキと呼ぶようになった〉との一説を紹介している。他書では、〈「ホルト」とはポルトガルのことを意味する説(実際はポルトガル原産ではない)〉などとも有り、定説ではない。
 松井氏はの著書によると、〈果実は確かにオリーブとよく似ている。材は建築用材・建築材・器具材に利用される。樹皮や枝葉はタンニンを含み、これらを煮出して大島紬の黒褐色の染料に用いる〉と、ある。食用にはならないとも言う。

ホルトノキ

Dscf3442

   ヤマモモ
Dscf3448


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