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2015年11月 5日 (木)

広谷喜十郎の歴史散歩 210

    桜の花が秋に咲く?

 『歳時記』で、11月初めの立冬(今年は8日)の条に〈周囲の自然は秋色が深いが、いくぶん日中の日ざしは弱まり(略)朝夕は手足の冷えをおぼえる〉(角川書店版)とある。今年は1日の夜から翌日の午前中まで雨が降り、その冷え込みを覚えたものである。
 3日の文化の日の天候がどうなるか、気になった。この日は、「特異日」として位置付けられている。渡辺三度栗著『季節印出句末』(私家版)に、文化の日は〈晴れの特異日としてよく知られています。これは高知県だけではなく、太平洋側の各地で晴れる確率が高くなっているのです。高知市では去年までの30年間に(略)晴れが22日、曇り・雨は合せて8日〉と述べられている。
 この時期に、特異日があるのは、それだけ気候の変動が激しいことを物語っている。「小春日」のように、春めいた日もあり、自然花では「返り花」のような変化も起きる。
 我が家の近所の自動車整備工場の敷地内に、10月末から桜を咲かせている木がある。これは、「返り花」ではなく、尋ねてみると、「秋だけではなく、春にも咲く」とのことである。年に二度も定期的に咲く、不思議な花である。
 歳時記には、冬に咲く「寒桜」の季語がある。この花は、11月上旬まで咲き続けるようである。青い若芽も葉を伸ばしている。1日の夜の雨は、桜の絨毯をも作っていた。


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木花開耶姫???
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