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2015年10月 9日 (金)

広谷喜十郎の歴史散歩 205

    高知市針木の新高梨

 9月中旬、鳥取の知人から名産の「20世紀梨」を贈って頂いたばかりである。朝夕の涼しさは元より、口にも味覚の秋を感じているこの頃である。
 近くの果樹園でも収穫したばかりの「新高梨」の販売を始めている。針木梨組合のパンフレットによると、〈国内で最も早い昭和5年から栽培を始めた新高梨発祥の地です(略)他県より大きいのが特徴で(略)味が良くて口当たりの良い高級梨〉とある。
 近年、新高梨の由来について気になるニュースが出てきたので少しばかり紹介しよう。数年前まで「新高ナシ」は、「元京都大学教授・菊池秋雄が、新潟県産の天の川と高知県産の今村秋の交配により作出した品種である」と、いう説を誰もが信じていた。
 
 そして、平成23年9月22日付の「高知新聞」の記事によると、〈新高ナシ、父は神奈川産「長十郎」、命名80年余、DNA鑑定出判明。高知は育ての親だった。〉と、大きな見出しの記事が出た。
 フリー百科事典『ウィキペディア』の「新高ナシ」を見てみると、新潟と高知交配説は、俗説であるとして、菊池氏が〈天の川と長十郎を交配させて作った品種で1927年に命名された〉ものであると記されている。
 春の淡いピンク色の花、美味しいナシであることには変わりない。果実の大きいことも良いことだ。
 高知自動車道・伊野から仁淀川橋の下に広がるナシ畑は、季節により様子が変化する。手間のかかる果物ではある。
 新高梨と二十世紀梨
Dscf3158

 ナシ畑の開花期の様子
Dscf2780


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