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2015年7月22日 (水)

広谷喜十郎の歴史散歩 194


    土佐市蓮池のハス

 土佐市蓮池地区にある蓮池公園を訪ねてみた。地名になっているとおり、約38アールの池一面に、大人の顔程のピンクや赤の花をつけた蓮が咲いていた。
 ピンク色の蓮が「大賀ハス」本来のもので、赤色は、別種である。と、説明板に書かれている。年月を経て、交雑しているようだが、美しいものは美しい。
 新聞報道によると、〈住民らが12年前から、実行委員会を立ち上げ「ハスまつり」を開いている〉という。
 この地区は、湿地面積の多い土地柄で、それを生かした公園づくりをしている。公園の脇に、「蓮池コミュニティセンター」があり、そこに駐車場が設けられている。

 大賀ハスとは、原始ハスとか古代ハスと呼ばれている。『フリー百科事典・ウイキペディア』によると、〈昭和26年、千葉県千葉市検見川(略)にある東京大学検見川厚生農場(略)の落合遺跡で発掘された。今から2,000年まえのハスの実から発芽・開花した(古代ハス)のこと〉と説明されている。
 この遺跡の発掘調査に参加されたのが、〈植物学者でハスの権威者でもある大賀一郎〉で、〈3粒のハスの実が発掘された(略)ハスの実の発芽育成(略)2粒は失敗に終わったが(略)1粒は育ち(略)昭和27年7月18日にピンク色の大輪の花を咲かせた〉というものである。
 昭和29年に〈『検見川の大賀蓮』として、千葉県の天然記念物に指定された(略)日本各地は元より世界各地へ根分けされ、友好親善と平和のシンボル〉となっているという。
 大賀ハスが正式に、移植された施設として全国で9箇所があげられている。その中に「定福寺」(高知県大豊町)も記載されている。

 昭和58年に刊行された『大豊の史跡と文化財』の「原始蓮」の条に、〈約2,300年昔の花、定福寺境内にある。土佐豊永の土佐豊永万葉植物園の浄土池に、7月上旬~8月中旬咲き続けている〉とある。大賀ハスの説明がなされていないのは、残念である。
 
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