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2015年4月 4日 (土)

広谷喜十郎の歴史散歩 178


    春真っ盛り

 『高知新聞』3月26日付(夕刊)に、「春を告げる初ガツオ 中土佐町久礼市場に80キロ」という見出しの報道記事が出た。〈26日早朝(略)久礼漁協市場に、今季初めてのカツオ約80キロが並んだ(略)土佐の春がやってきた〉。これに刺激され、久礼大正町市場に出かけた。
 この街では、魚を買い、調理したものを持ってご飯屋で食べられるシステムになっている。カツオはもう売り切れで、昨日取れを焙った一節をタタキにしてもらい、他の魚の刺身と共に味わった。
 初カツオは、5〜6月のものであるから、1足早く賞味した。

 例年だと、初カツオの前に、花見が来る予定である。高知の街中も、あちこちピンクに染まっている。ほとんどは、ソメイヨシノである。
 
 武井近三郎氏が『牧野富太郎博士からの手紙』(高知新聞社刊)のなかで、〈佐伯さんという人が仙台から移住して、中須賀で仙台屋という屋号で商売をはじめたのですが、その屋敷の庭へ移植した桜です。花の色が濃くて美しく開花時期には藩主山内家に差上げたと、言われています。近くの住民が、花の色が美しいので「仙台屋」と名付け〉たとの由来を述べている。
 このサクラは佐伯さんの郷里・宮城県のベニヤマザクラだろうと言われている。
 牧野博士はこのサクラをとても気にいって、昭和25年頃の武井氏宛の手紙に〈高知市中須賀にセンダイヤザクラが、今も残っておれば高知の名物の桜にすべし〉書いている。その後も武井氏があきれる程、牧野博士から手紙をもらっている。

 高知市五台山の植物園・温室近くにこのサクラの大木があり、「ヤマサクラ・センダイヤ」と大きく紹介している。
 以前から、桜の名所・鏡野公園と隣の高知工科大学の桜は「日本さくら名所100選」に入っている。広大な敷地に、たくさんの桜が咲いており、ソメイヨシノの他、センダイヤ・ヤエザクラ、白花のオオシマサクラ・緑味を帯びたギョイコウなど。見物客に負けない程、華やかに咲き誇っている。
 春休み中に訪れたが、学生さんも教員(?)方も専門外で興味はなさそうであった。


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