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2015年1月24日 (土)

広谷喜十郎の歴史散歩 168

 仁淀川町の中津渓谷

 高知県のほぼ中央部を貫流している仁淀川をさかのぼり、国道33号沿いの仁淀川町の中津渓谷を訪ねた。
 高速道路が開通する以前は、松山街道の重要な休憩所であった引地橋バス停から少々北上した景勝地で、高知市内の高校では遠足の地でもあった。
 現在も県内外のナンバーを付けた車が訪れていた。「ゆの森」という温泉宿があり、レストラン・日帰り温泉もあり、渓谷美を楽しむ客で賑わっている。        
 この渓谷は、夏の涼を求め、秋の紅葉を愛でる神秘的な雰囲気の漂う景勝地である。なかでも有名なのは、「雲龍の滝」で、高さ20m程もあり、水しぶきを浴びると神秘的な雰囲気に包まれてしまう。「石柱」など約6万年も前からの水の浸食でできた巨岩・奇岩にあふれている。約2kの遊歩道沿いに、七福神の石像が配置されている。地元の人の話によると、集落の活性化のため造られたという。

 最近の話題は、「たむら蕪」。仁淀川町でしか生産されていない伝統野菜で、県内のシェフがいろいろ調理し、話題の食材である。
 
 この渓谷のすぐ上流に、廃校を利用した多目的交流施設「山村自然楽校・しもなの郷」がある。ここは、数年前に訪れたことがある。地区出身の日本有数の大実業家であった「金子直吉の文庫」を作りたいとのことで、会長の中西二三氏に依頼され協力している。
 この山深い施設に、「高知工業高等専門学校・吾川木星電波観測所」が設けられている。ここは、平成17年から観測が始まっている。そのデータはインターネットで世界へ向けて配信されている。木星電波は60億kmの彼方から、30分以上かけて届く超微弱電波で、キャッチするのが極めて難しい。アメリカのNASAとも協力し、文部科学省の科学研究費援助も受けているという。
施設の屋上に観測アンテナが立っている。
 以前ここを訪ねたのは、幕末の名野川茶が殿様の御用茶として買い上げられた記録があり、それに興味を抱いたからである。
 中西さんに伺ってみると、少なくはなったものの、昔ながらの釜炒り方式により製茶されている。と言う。

 

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