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2014年7月 4日 (金)

広谷喜十郎の歴史散歩 138

  
   昔ながらの山茶を飲む
 
 先号で紹介した「山茶フォーラム」に参加するため、早朝高知市を出て、いの町吾北地区柳野公民館へ向かった。
 時折、小雨がちらつく仁淀川沿いの道を進むと、相次いで谷々の間から、霧が沸き上がっている。まるで墨絵の世界を見るような感であった。
 柳野に着き、道の駅に立ち寄ってみた。かねてよりあこがれの有名な山茶研究家・松下智氏がそこに居た。同行していたのは、全国各地を取材している食品研究家で旧知の人であった。道の駅で頂いた山茶は、とても美味しかった。
 この道の駅は、柳野地区を見下ろす位置にある。山の霊気の漂うような霧の中で育てられた茶は、香りよし・味よしの山茶に仕上がっている。この地で、長年苦労を重ね山茶を育てて来た国友農園は、いま全国的にも注目されている。
 ここで開催された山茶フォーラムが、極めて有意義な会合であったことは言うまでもない。

 6月24日付高知新聞(夕刊)の1面に掲載された「大豊町雲海黄金に染まる」の見出しの写真。これは〈一面に広がる雲海を朝日が染上げた大豊町の梶ヶ森から北に望む〉の写真であった。〈どこまでも続く雲の海。ゆったりうねる雲間から突き出た山は島のよう。標高1,400mの山上(略)目指し、未明の山道を車で駆け上がる。500mからすっぽり雲の中。800mを超えると周囲を包む濃い霧が消え(略)雲の海原が現われた〉と、説明されている。
 私はこの写真を見ながら、其処から北方にある大豊町の立川の方向に目を向けた。
 立川といえば、不思議な発酵茶(碁石茶)や山茶が生産されている場所である。この新聞の記事に目を通しているとき、立川の知人から贈られた山茶を飲んでいた。以前の体験をも思い、お茶からも元気を頂いている。

 6月26日、松下氏から電話を頂戴した。土佐の山茶に興味を示され、いくつかの質問があった。来年の5月頃の製茶の時期に、また取材に訪れたいとのこと。たいへん楽しみにしている。

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