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2014年1月18日 (土)

広谷喜十郎の歴史散歩 113

  香川県のなた豆茶

 先だって、高松市を訪ねた。途次、道の駅を訪ね、地場産品の野菜などを求めた。その中に「なた豆茶」も見かけ買い求めた。
 なた豆茶は、以前から気になっていたから、一つの収穫であった。
 以前『土佐医学史』のなかで、薬用植物に触れて書いた。これが、薬用に使用されていたことを承知していた。
 江戸時代前期、土佐国朝倉村に女医として知られた野中婉女(野中兼山の娘)が居た。史料によると、「しゅんしん丸」等の丸薬をつくり、多数の人々に提供したといわれる。婉女は、享保10年に逝去する。
 その3年後、江戸幕府直営の小石川薬草園の薬園方・植村佐平次が来国し、朝倉村中山に「香需」ありと記録している。調べてみると、この薬草は「ナギナタコウジュ」と言い、ナギナタ豆を乾燥させたもので、利尿剤・解熱剤などの民間薬として飲用されているようだ。我が家の近くに、「中山」という集落も現存している。ナギナタ豆が自生している山地も確認できた。
 昔、これを煎じて飲んだことがあると、古老から聞いたこともある。
 今回の旅で、香川産の「ナギナタ茶」を初めて飲用することが出来た。
 吉田よし子著『マメな豆の話』(平凡社)によると〈ナタマメといえば福神漬に入っている〉という。また、最近は新聞広告で、〈鼻やノドの奥、溜まりに溜まった老廃物を「なた豆」パワーでスッキリ爽快!!古くから生薬や薬膳料理の材料に使われている豆で(略)膿などの老廃物からなる鼻のグズグズやノドのいがらっぽさをスーツとスッキリぬぐい去ってくれると評判です〉とか、〈口臭をスッキリ洗い流す「国産なた豆」〉などの広告がよく出ている。
 このところ、四国山地の山茶や薬用茶を求め、訪ねている。
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