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2013年10月 4日 (金)

広谷喜十郎の歴史散歩 98

  ジョン万次郎資料館へ行く

 9月下旬、土佐清水市にあるジョン万次郎資料館を訪ねた。
市街地から西へ車で約10分程で、あしずり港に着く。そこに、「海の駅あしずり」があり、その中に資料館はある。
 なお、魚市場などのある清水港は、市街地近くにある。
 以前、足摺岬近くにあった「ジョン万ハウス」を訪ねたことがある。その頃は、十分な研究が進んで居らず、資料の収集も少なく、施設も狭く残念だったと、思い出した。
 その頃、私は中央の雑誌『歴史研究』に、「ジョン万次郎研究の問題点」を書いている。
 今回訪ねた資料館は、その後の研究をふまえて、一応まとまったものになっている。ジョン万ファンの私にとっては、それなりに満足した。全体の展示内容の流れはともかく、諸処に若干のアクセントをつけてはと感じた。
 ジョン万次郎の今日的意義は、地球人第一号のジョン万精神から学ぶたくましい人間づくりである。彼の人間的な優しさは、何処から来たのだろうか。
 学校教育の中で、子供たちに伝えていくべきであろう。1人でも多く、ジョン万ファンの子供が増えて欲しいと願っている。
 高知県七不思議の1つは、未だに本格的な海洋資料館がないことである。
 昔、清水高校に勤務した折、夕暮れ時に清水港に出掛け、市場見学をした。そして、下宿の近くに船持ちの魚屋があり、カツオの刺身などを良く食べていた。その恩返しになればと、中土佐町刊行の『カツオ漁業史』(原始〜近世編)を書いたり、永国淳哉編『ジョン万次郎』(新人物往来社)のなかで、「土佐の海と中浜万次郎」等を書いた。
 未だに、土佐海洋史をまとめたものが無い。
 これからは、高知県が中心となって、海洋史の研究をするための本格的な海洋資料館の建設を考えるべきと、感じている。
 素晴らしい生き方をした、海の男を1人でも多く掘り起こし、紹介して欲しい。

写真は、高知工科大学製のジョン万の乗って流された船の模型

Dscf2088


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