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2013年7月27日 (土)

広谷喜十郎の歴史散歩 88

   よさこい稲荷神社

 高知市帯屋町の西入口に、高知県に於ける伊勢信仰の中心神社となる高知大神宮が鎮座している。その境内に、よさこい稲荷神社がある。
 このお稲荷さまは、京都河原町の土佐藩邸内にあった「土佐稲荷」を明治11年5月に北奉公人町川岸に移転した。その後、升形の出雲大社・土佐分院境内に移され、更に現在地に祀られたという。
 昭和年代に入って、「帯屋町稲荷神社」と呼ばれる。帯屋町筋の「商売繁盛と金運の神(宇賀魂神)」として篤く信仰されてきた。

 「よさこい祭」は、昭和29年8月10日から高知市の商店街を中心にして始まり、年々盛んになっていく。
 平成11年に、初のよさこい祭り全国大会が開催された。そこで、よさこい祭りの出発点に鎮座する当社は、「よさこい稲荷神社」と改称された。
 この神社には、宇賀魂神社と大宮能賣の神(結びの女神、音楽舞踏の始祖)、猿田彦の神(交通安全と破邪の神・芸能の神)が祀られているので、よさこい祭りにふさわしい神々が鎮座している。
 神社の改称に伴い、御神体として従来の3神を引き継ぐと共に、新たに樹齢300年という魚梁瀬杉製大鳴子1対が奉納された。神宝としている。
 『高知新聞』平成11年6月22日付によると、〈長さ120センチ、幅50センチ、厚さ7センチ(略)重さ1つ3キロ前後〉の大きなものである。雄鳴子には〈あさこい、ひるこい、よさりこい、よさこい土佐国ぐに、鳴子めぐみ〉。雌鳴子には〈すこやか、にこやか、なかまやか、よさこい土佐ぐに、鳴子のえにし〉との祈りの文言が書かれている。
 平成11年11月11日午前11時11分に、「鳴子供養祭」も初めて行われた。「1」を選んだのは、祭の始まりに因んだという。
 毎年、帯屋町筋商店街の踊り子たちは、この神社でお祓いを受け、祈願して踊り始めている。
 今年のよさこい祭りは、第60回とのこと、大いに賑わうであろう。
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