« 広谷喜十郎の歴史散歩 83 | トップページ | 広谷喜十郎の歴史散歩 85 »

2013年6月28日 (金)

広谷喜十郎の歴史散歩 84

   四万十町の海洋堂・カッパ館へ

 本年1月に海洋堂を訪ねた。その後、3月16日から施設を拡張し、展示品を15,000点に増加、リニューアルオープンした。
 4月12日付の『高知新聞』によると、〈前年同期の1.8倍近い入館者でにぎわっている(略)3日は2,011年7月の開館からの入館者通算15万人を達成した〉という。
 6月17日再度訪ねた。平日にも関わらず県外ナンバーの車が何台も来ていた。ベビーから、老人もの家族連れで、このへんぴな場所へ。
 前回は訪ねることができなかった「カッパ館」へも行ってきた。宮脇社長が、山や川を合せて大人も子供も遊べるような開放感溢れる施設にしたいと、考えたものである。中心に樹齢300年余の木の根元を据えた円柱形の建物である。内部には、「四万十川カッパ造形大賞」で全国から集められた約1,271点のカッパが集結していた。可愛いのからグロテスクなカッパが展示されていた。展示法もユニークである。屋外の山の斜面や、道路沿いにもカッパが遊んでいる。
 宮脇氏は、〈水音を聞いたり、山の緑を見たり、来場者の五感が働く場所にしたいと〉はりきっている。
 館内を見学していた子供たちから「カッパとは何か」と尋ねられて、大人は説明に苦労していた。
 私はそれを聞いていて、時代の流れを感じた。前々から土佐のえんこう(カッパ)やシバテンのことを調べていたので、大きな刺激を受けた。この機会に、私なりにまとめておきたいと思っている。
 高知県南国市の前浜・久枝地区では、6月の第1土曜日の夕刻に「えんこう祭」がおこなわれている。
 なお、民族学者・桂井和雄氏は『高知県百科事典』(高知新聞社)に、えんこうは〈河童の異称(略)かつて土佐に河太郎の系統があった〉と。しばてんは〈一般に芝天狗と書く猿猴(えんこう)が水界にすむ妖怪であるのに対し、これは夜間小僧の姿となって陸上に出没し、通行のものに相撲をいどむ習性がある〉という。
Photo_2


« 広谷喜十郎の歴史散歩 83 | トップページ | 広谷喜十郎の歴史散歩 85 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/583888/57681340

この記事へのトラックバック一覧です: 広谷喜十郎の歴史散歩 84:

« 広谷喜十郎の歴史散歩 83 | トップページ | 広谷喜十郎の歴史散歩 85 »