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2013年4月 5日 (金)

広谷喜十郎の歴史散歩  71

 大塚国際美術館とローマ法王

 雄大な名勝・鳴門海峡をはさむ大鳴門橋が架けられている。橋の徳島県側にある「大塚国際美術館」へは、鳴門北ICから直ぐの場所にある。
 『美術館ガイド』によると、〈日本最大の常設展示スペース(延床面積29,412㎡)を有する「陶版名画美術館」(略)世界25カ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を(略)特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに再現しています。それらは、美術書や教科書と違い、原画の持つ本来の美術的価値を真に味わうことができ、日本に居ながら世界の美術館が体験できます〉とある。
 この美術館へは2回程訪れたことがある。ここには、門外不出のピカソの「ゲルニカ」を始め、ルノワール、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの巨匠の名画を原寸大に陶版の上に忠実に再現されている。配置も、壁面展示だけでなく、聖堂であったり、大祭壇の衝立などまで工夫されている。天上絵まで見ることができる。
 ここへくると、1日で西洋美術史を勉強できる。子供たちを連れて行きたいと思ったものである。
 この美術館のことを思い出す大きなニュースがあった。3月14日、第266代ローマ法王がコンクラーベにより、アルゼンチンの枢機卿が選ばれ「フランチェスコ一世」になったと報道された。
 バチカンの大礼拝堂の天上画(天地創造)3,355cm×870cmと壁画(最後の審判)148cm×1,338cmは、いずれもミケランジェロの作品である。前者は、この1,000平方メートルの壁画に〈300近い人体がひしめく大壁画を彼はほとんど助手も使わず独力で完成させた〉といわれる。後者は〈ここでは天使さえも興奮し、驚き、動転しているのです(略)神の裁きの前では動乱し、反逆し、絶叫する人類が描かれて〉いるものである。見る人びとは、この絵の迫力に圧倒される。この絵を見るだけでも大きな値打ちがある。
 今年の10月に実施される「高知市文化協会の秋の史跡巡り」では、鳴門方面へ行くことになっている。ローマ法王ゆかりの復元された大礼拝堂も訪ねる予定である。
Dscf1963


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