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2012年4月 6日 (金)

   広谷喜十郎の歴史散歩  18

   桂浜の龍宮祭と坂本龍馬

 春は、海からもやって来る。高知市桂浜にある海津見神社(龍王宮)の春の大祭が4月8日に行なわれる。
 昭和6年刊行の大久保千濤著『吾南の名勝』によると、〈海津見神社は浦戸村桂浜龍頭下岬に鎮まり、俗に龍王宮と称へられ(略)旧暦三月十五日は潮干狩と云って昔より遊客が多く、従って祭日の三月十五日に海浜一帯人の山を築いて、酔客の唄は波音と呼応して一日を賑はしく送り〉という状態であった。
 地元では、この神社を「龍王さん」と親しんでいた。砂浜から神社へ架けられた橋も「龍王橋」という。神社のある岬は「龍王岬」、東の岬を「龍頭岬」と、呼んでいる。
 最近まで、この龍宮祭は神事だけになっていた。が、地元の有志らで組織された桂浜再生促進協議会が、平成20年に春の大祭として再興した。4月20日に〈昔話の「浦島太郎」を題材にした仮装行列や、約150枚の大漁旗を使った「昇竜」がお目見えし、観光客の目を楽しませた〉(『高知新聞』)という。
 4回目の今年(昨年は震災で中止)は、浦戸地区連合町内会を中心とする実行委員会が4月8日に、実施する。
 龍頭岬には、昭和3年高知県の青年たちにより「坂本龍馬の銅像」が建立された。幕末に、「天馬空を行くが如き」生き方をした龍馬もまた「龍」の字を持っている。ブータンの若き国王が心の中に、龍を育てながら生長して行くと述べていた。龍馬もまた、心の中に龍を育てながら、薩長連合・大政奉還の根回しを行なった。そして、「船中八策」を書して、明治新政府の大号令である「五箇条の御誓文」に大きな影響を与えた。
 
Dscf1387


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