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2012年2月 4日 (土)

広谷喜十郎の歴史散歩 5

  
   土佐のハチミツ

 昔からの土佐の物産品には、素晴らしいものがいくつもある。
 『養生訓』で有名な貝原益軒は、宝永六年(1709)に『大和本草』(16巻)をまとめている。その中の「蜂蜜」の条に、〈伊勢、紀州熊野、尾張、土佐其外諸国ヨリ出、土佐ヨリ出ルヲ好品〉とある。土佐のハチミツを高く評価している。
 そこで、土佐のどの辺りのハチミツが良品なのか、調べてみた。土佐側の史料である『土陽渕岳誌』では、〈本川郷、名野川郷者最良トス〉とある。
 両地区に比較的近い場所・いの町吾北地区でハチミツを求めることが出来た。そして、この地区の柳野に在住し、数十万匹のミツバチと暮らしている「ハチミツ取りの名人」筒井芳男さんにお会いすることができた。
 都会のデパートや通販で、外国産も含めて各地のハチミツを食べ比べてみた。吾北地区産のものは、極めて濃厚である。貝原益軒が述べているように、素晴らしいと実感する。
 また、県境に近い愛媛県久万山のハチミツも味が良い。説明書に、〈ケンボーナシ等の花が咲き蜂蜜がたくさん採れました。(略)独特の風味、コクがあり、野性的で素朴な味わいが特徴です。一歳未満の乳児には与えないで下さい〉とのことである。
 東北地方の「ブナの森ハチミツ」店では、コシアブラ、ボダイジュ、キハダなどの花から採れたハチミツを宣伝販売している。
 山の花から採取されたハチミツの産地では、数々の山の幸が産出されている。
 吾北地区の山の霊気に包まれて産出されている、香気高い山茶もオススメである。

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